被災地岩手県入り

今朝から、自家用車で青森から岩手県の海沿い国道45号線を南下し、陸前高田まで行き、その先は宮城県気仙沼ですが、寸断されてるので、内陸に入り、一関は電気がとまってるので、水沢に来て駅前のホテルに泊まってます。ガソリンは久慈市までたっぷりあり、食料などもあり、普通に暮らせます。津波想定地区の看板や昭和8年三陸津波の看板が大量にある、そうした地区に皆さん住まれている。

低地はやられてて高台は大丈夫。地震の揺れで大きく被害を受けている感はほとんどない。津波がひたすら。

陸前高田が岩手では面的広域被害でどうすればいいのかわからない状況。

津波被災は、低地がやられて高いところは大丈夫であったりもするし、国道はガラガラで、救援はいくらでもできる環境にあり、遠方からのボランティア拒否といった国家や社協の言い分は、現地のボランティアコーディネーターがいないということか、あるいは自衛隊の尊厳を高めようという意図かとも思わせるくらい。

3週間たち、家のぬれたものや家具を出して掃除して、というのをそれなりにすすめたり、探し物をしたりみんな来ている。それをお手伝いはいくらでもできるのではないか。私は兵庫県の水害で出石で1階全部浸水したとこの泥掃除をしたことがあるだけだが(水害関連では)、人海戦術でやればかなり作業はすすむ。そうでないと、ただたたずむしかできない、そういう状況だ。もちろん、遺体安置や遺体捜索という状況や、ボランティアができない完全な津波のあとの被災状況はあるにしても、できることはたくさんある。

国会にいて、政府各党会議を何度か聞いたし、すべて毎日の報告は入れてるが、ほとんど役立たず。

国会内で関西学院大学災害復興研究所という阪神大震災16年がうんだ最強チームの勉強会を企画したのが私のひとつめの自分のいるところでできる最大限のことで、私の原点の震災ボランティア、しかしながら遠方からは禁止ということで、全体像把握のため、自家用車で週末まわってみている。

明日は、宮城、唯一広域火災があった気仙沼から行ければ行き、そこから南下して、福島原発近く、南相馬で物資落として、東京に戻る予定。取り急ぎ、岩手県水沢駅前のホテルより。隣の一関のホテルは電気なく宿泊受け入れず。

同じホテルには取材救援が多く、野口健が世界中から寝袋集めてきたのが来てるという。


誰もがボランティアできるわけではない。できない人は週末や休みで観光に来て金落とせばいい。青森はガラガラだ。空港もある。震災倒産を少しでも防ぐためにできることはそういうことでないかとも思った。