音楽がもたらす豊かさ

ゴールデンウィークは実家の仕事(音楽教室)の手伝いに帰ったんだが、ひさびさに生徒さんが弾くピアノ(しかも2台のピアノで協奏曲!)に心はずみ、癒され、心からリラックス。これぞリフレッシュの醍醐味でしょう。あ〜、たまには生のコンサートもいかないと、人間すたれちゃうな〜。なのに、どうしてこうも、公私ともに忙しすぎるんでしょう? 今日、橋本治の『上司は思いつきでものを言う』(上司は思いつきでものを言う (集英社新書))をちょっと読んだけど、やっぱ組織に属してるとだめだよな〜。組織に翻弄されるわけよ。やっぱ独立を強く志向すべきだよな〜。でも、知れば知るほど、独立してやってくのに自身の力が不足していると感じてしまうのは、こりゃ職業病みたいなもんかね。
あのさ、ピアノって、一人で弾くわけよ(当たり前だけど)。間違えるとあからさまに違う音がおっきく出ちゃうから、練習もしんどい。けど、弾けた時には感動する。リサイタルをする。大拍手で演奏を終える。しかし、華やかなコンサートが終われば、暗い夜道を一人まだトボトボ帰る。これも演奏家の日常なのよね。一人の仕事ってほんと、大変なもので。。。しかも、演奏なんて、ちょっと練習しなきゃ、すぐボロボロになるし、優秀な人が次々出てくるし。それでも楽しく弾ける人、それが続けられる人なんであって、それは音楽以外の仕事でもおんなじだろうなあ。