鈴木謙介さんの見聞録

本を読まないもんだから、最近話題の学者を全然追えてないんだけど、たまたま今日、神戸新聞見てたら、見聞録ってコラムみたいなとこに鈴木謙介さんって社会学者が、はてなについてコメントしてたんで、検索してみたら、宮台門下の若手(?)みたいじゃない。彼のログ(http://www.socion.net/soul/)だかサイト(http://www.socion.net/papers/)だかは、時間があればゆっくり見てみようっと。『暴走するインターネット』(ASIN:4872573021)って本もおもしろそうじゃない。

で、新聞に出てたのは、アメリカで流行してるブログと違って、相手の意見に対する明示的評価が出ず、日記中のキーワードを媒介にいつの間にかリンクの輪がつながる点が、討論の伝統がない日本ではてながヒットしてる理由だ、といったもの。

そして、こうしたはっきりものを言わずとも相互評価されるシステムが、討論に堪える人材養成につながり、独白的なネット上の日記とは異なる「他人との意見交換を通じたコミュニティ」が形成される可能性を示唆してます。