市民の義務・命を守るということ

エアロビクスのインストラクターというとまず思い出すことがある。国際救急救命学会(http://www.i-e-m-a.org/)のCPRの講習に行った時のことだ。もう10年以上前になるが、自動車運転免許をとり、当時第二次交通戦争と言われていたこともあって、事故死が年間1万人を超えており、社会問題になっていた。自動車好きの私は、当時左翼自動車雑誌として有名だった『NAVI』という雑誌に紹介されていたのを見て、アメリカ市民なら誰でもできる心肺蘇生法をマスターするため、講習を受けに行ったのだ。事故後数分以内に心肺蘇生をしないと生き返らない、そういう法則があるのだ。で、結構厳しい実技テストも苦労してクリアした。ところが、私みたいな華奢な人は一人だけ。みんな、スポーツクラブのインストラクターなんだよ。何でも資格が絶対必要だという。そりゃそうだ。そう考えると、あのマヌケな体育会系接客も、バカにしたもんじゃないのかもしれない。というか、そういう自負をもって仕事をしてもらいたいもんだ(まあ、スチュワーデスというかキャビンアテンダントか、そんなのもそうだけどさ)。一応、今自動車免許とる人は心肺蘇生が義務化されてるようだけど、上記の講習のような密度のやってるわきゃないわな。