スローライフ

スローライフなんて定義づけるのもちゃんちゃらおかしい商業主義だと思うが、北欧の「キッチン・ライフ」という映画がgooのスローライフhttp://slowlife.goo.ne.jp/kitchen/)で紹介されている。こないだ東京に行ったおりに見てきた。
渋谷でしかやってないんだが、駅をおりたら、駅前の街頭に透明なバリアがあって巨大な屋外の喫煙スペースができていたのは異様な雰囲気だった。
ま、それはそうと、スローに生きるんでも何でもいいんだが、暮らしや生き方を考える際に、キッチンが主題になっているという点がなんとも重要だと思ったのである。各家庭にキッチンがあり、そこが合理的で効率のよい暮らしにおける工場だとして、それはすぐれて近代的であり、その究極がスウェーデン式合理主義だったりする。その果てにある「スローライフ」。そのユーモアを静かに味わい、あくせくした生活に戻る私。貧乏暇なしの生き方が強いられる中で、貧乏なスローライフが可能になる空間を都市において実現すること。それが私がするべき仕事の方向性だと心の奥底で確認し、休日を終えた。