地下鉄の中で立ち読み

外に出かけると、新しい情報が入るのがいい。特にフリーペーパーやパンフレットの類。さっきの会場にあった『新世界アーツパーク事業通信』(http://www.sap-s.jp/)ってのを地下鉄の中で読んでたが、フェスティバルゲートっていう3セクか何かで大赤字出してる再開発のとこでNPOつくって行政との協働で、実験的な芸術・文化活動を推進してるらしい。箱はできちゃったし、誰もいない畑の中のホールでもない。けど、店舗は営業が成り立たなくてガラガラ。そんな時はこういう活動を派手にできるチャンスだと逆にとらえないとどうしようもないよな〜。
もう一つは、都市再生機構(旧公団)が出してる『ミんナミんな』プロジェクトの"what's minami life@StyleBook"なる冊子(http://www.osaka-sumou.net/town/minami/373style/activity.html)である。これ、5人のオピニオンリーダーが語る「湊町・ミナミ・大阪」への想い、ってのが特集なんだけど、アメ村誕生のきっかけをつくった日限萬里子・真っ赤なアーティストたる浜崎健・Meetsってまちの情報誌やってる江弘毅・大阪の代表的ジャズクラブをやっている松本政子・建築家の大江匡の5人それぞれ、なかなかいいこと言ってる。中でも、大江が言う苦言には全く同感。大阪は閉鎖的なのだ。東京はマーケットが開かれている。流動化した金が降りてこないのは、マーケットが閉鎖されてるか、マーケットが無いかどっちか。人にせよお金にせよ、大阪には受け入れる仕組みがない。だから情報も流通しない。これ、本当に関西に来て感じることです。