出勤前の銀行に行列

出勤は10時と遅い。職場までは歩いていける。9時にあいた銀行のATMに、先週振り込まれたはずの給料(手取り17万円台)をおろすために行く。このあたりは元神戸銀行である三井住友銀行の地盤であるが、すでに有人店舗は私が住む阪神電鉄急行停車駅にはない。ずっと旧支店内にATMがあったが、つい何ヶ月か前に取り壊され、マンションを建設中だ。駅前のガード下にある半分は空き店舗の商店街にATMが移動して営業している。4台ほどある機械に行列ができており、しばし待つ。私はほぼ全ての金の流れを郵便局に集約している。なんとなれば、時間外や休日でも手数料をとられないし、地方都市には郵便局の方が圧倒的に多いからだ。にもかかわらず、給料振込は郵便局にはできないのだ。よって、振り込まれたのを郵便局に移す。バカバカしいが、これが毎月の作業なのである。当然郵便局は近所にいくつもある。その他の有人の金融機関は地元の信用金庫のみだが、ここは地域のお年寄りが大量にいて、すごく待たされるうえに作業がのろく、サービスも悪い。リテールの客を軽視してどうする、というような所だと思うが、公共料金の類の払い込みなど、営業時間がまだ1時間も残っているのにさっさと早い時間に締め切って、ずっと待っていた客に、今日はだめなどと平気で言うのだ。
郵便局は財投に使われるからよくないし、完全民営化せねばならぬ、というのも理屈からしたら分かるのだが、こうも他の金融機関がひどくなってくると、何がどうなったって郵便局を保護せよ、と言いたくもなってしまうではないか。あとは外資が買った新生銀行くらいか。さすが日本のシティバンクをここまでにしてきた人物がサービス体制つくっただけあって、どのATMから出しても手数料無料で、振込手数料も無料など、素晴らしいではないか。だが、わざわざ口座をつくりにいく時間もないんだよな。まあ、ネットでもつくれるようだが。